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労働保険制度について

労働保険への加入で従業員の安心、安全を!

◆ 労働保険制度の説明

1.労働保険の制度

労働保険は、労働保険徴収法という法律によって、国が行う保険制度です。
その目的は、労災保険や雇用保険の給付のための原資となる保険料を徴収することです。
この保険料がなければ、労災保険と雇用保険の運営はできませんので、この保険料の徴収は極めて重要で、パートやアルバイトも含め、1人でも従業員を雇用すると保険料の納付義務が発生する強制適用の制度です。
そして、保険料が未納の状態で給付が発生すると処分されることがあります。

2.労災保険の制度

労災保険は、労働者(パート、アルバイトも含む)が、業務や通勤によるケガなどの治療や休業、後遺障害、死亡などに給付や特別支給金を支給し、被災者や遺族の生活の安定に寄与する大切な制度です。

3.雇用保険の制度

雇用保険は、労働者が失業した場合、失業給付を行い、生活の安定と早期の就職を目指すことを中心とした制度で、この他に育児・介護休業や高齢者への給付も行います。また、失業の防止や雇用の開発などについて、各種の助成金を事業主へ支給する事業も行います。

労働保険事務組合との関係

上に述べた労働保険関係の制度は相当複雑で、義務として強制適用と言われても、小規模の事業では事務処理が負担になると思われます。このような場合、その事務処理の委託を受け、代行するのが労働保険事務組合の制度です。そして、この委託をされると、事業主にとってメリットになることがいくつかあります(詳しくは、労働保険事務組合/委託企業へのメリットを参照して下さい。)

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